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三つの喜びの心



三つの喜びの心。

日々を丁寧に生きる時に、大切なことがあります。

それは三つの喜びの心です。

一つ目は「してもらう喜びの心」

二つ目は「できる喜びの心」

三つ目は「して差し上げる喜びの心」です。

 

まずは、学び。知らないことを学び、習得していく与えられることに感じる喜びであり、して「もらう」「もらうこと」「いただくこと」が喜びなのです。子ども達も、学校や塾で新しいことをどんどん学び、常に「もらって」います。

どんどん吸収していく喜びはこの上ありません。

先日、茶道のお献茶会に行った時、茶道で学んだおかげで、お茶会に参加する機会をいただきました。神様にお茶を奉納し、祝詞をあげ、清々しい一日をいただきました。

学びとは、感動です。

 

学びをいただいたことに感動し、次の喜びが「学んだことができるようになる喜び」です。

学んだ掛け算が、買い物で使えるようになる喜び。

学んだパソコンを使って仕事ができるようになる喜び。

お料理教室で学んだレシピが、自分で作れるようになった喜びです。

お点前のいただき方、床・釜・お道具の拝見の仕方など、学んだことを発揮するのです。まるで発表会のような気持ちです。

これは、自分のできる力を喜ぶことです。

 

 

そして、「して差し上げる喜び」

自分の力を誰かのために、して差し上げることが喜びになることです。

お献茶会で、曲げわっぱに漆を塗って蒔絵を施している建水に出会いました。建水とは、席中で茶碗をすすいだ湯水をステ入れるための器のことです。建水はもっとも格の低いお道具として、点前の時にはお客様に見えにくいところで使われます。

野点(野外で立てる茶の湯)で使われていたその建水は、本来は盃洗(杯を洗うため水を入れて酒席に置く器)なのです。盃洗を建水に見立て、その日のために誂えたものでした。お客様に一番見えないものにまで、心を込めて用意してくださっている心に感動しました。

私たちは、何のために学ぶのか?それは、いつか誰かのために、世の中のために、家族のために、我が国のために・・・。と、自分以外のために、学びをして差し上げられるようになるためです。

自分のためにしていることは、途中で諦めてしまいます。

常に中心軸に「誰のために?」「何のために?」自分は生きているのか?

そんなことをしっかり持っていると、私たちの命は、一過性な今と、未来永劫続くその時を結ぶ架け橋となります。

私は、やまとしぐさを通して、美しい日本の型に込められた大切な意味を未来に繋げていきます。

考えかた、話しかた、捉えかた、歩きかた、座りかた、手紙の書きかた、七つ道具の使いかた・・・。ここには、世界の叡智が詰まっているのです。誰かのためにして差し上げる根本を創る心を育める秘密が「やまとしぐさ」にあります。

 

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心を込めて。今日はどんな日か書いてございます。

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